昔のノートから
小学生
11歳
1972年 10歳〜11歳 |
大人はきらい |
風の強い日に・・・ |
1972年 11歳 今が最悪の時 それは苦しいけれどちょっとうれしい なぜって、もしも最悪ならばこれ以上悪い事はないから 今が一番下の世界なら、あとは上がって行くだけだから ワースト・・・先生がベストとかベターとか言う事を 口にする。最高である事、より良い事・・・ けれどそれを続けるにはきっと、努力や運命などの助けがいる なぜワーストは嫌われるの? もしも私がワーストワンだとしたら・・・ それは残念だけど、ステキだって思うかもしれない だってワーストワンなら私の他の人たちはみんな 良い人、ステキな人って事でしょう? |
お父さんが夜久しぶりに来ていた もちろん何か用事でおばあちゃんと話していただけだ お母さんはお父さんが来ていたのも知らない だってまだ仕事の時間だから、お店にいたのだ お父さんはS子ねえちゃんをアパートまで送っていった (注:父の愛人で後妻となる人。うちの従業員だった) くやしくて泣いた。でもこの涙はお母さんに知られてはいけない お母さんをぜったい悲しませたくない お父さんが私をいらないと言う事、そしてたぶんお母さんの事も Iちゃん(注:同級生)のお父さんがこの間事故で亡くなった かわいそうだとみんなが言った。お父さんがいないと泣いた 私はうらやましかった。Iちゃんがお父さんが好きだったこと きっとお父さんもIちゃんを好きだったこと 亡くなってもお父さんは永遠にIちゃんのものだ 私のお父さんは生きていても、死んでいる だって私のことなんてお父さんは忘れている お父さんと呼ばなくなってどれくらいたったのか もうわからない。2年生くらいまではお父さんが来ると 「お父さん!」と呼べたのに・・・ Iちゃん、わかってくれなくても、私の中でお父さんは死んでいます |
長い冬をたえて、やっと咲きかけた白い花 固く乾き凍った地面から顔を出すために 根はどこまでも深く降りて どこまでも遠くへ広がって 地面のようせいの力を借りてやっと、今咲ける ああ、そんな小さな花を ふんでゆく人よ あなたは花の存在さえも知らない 花は咲いていなかった あなたの胸のどこにも・・・ そうして花は死んでいく 花もまだ咲いてはいなかったのに ************************************************ 自分の子どもがこの年頃だと言うのに、大人になっても 注:上記の詩で妖精がひらがなですけど本文もどうだったのです |
なみだを食べてしまう、なみだの木があるという そこへ行って、私のなみだを、捨ててしまうのに 悲しいメルヘン、なみだの木。遠い昔の幻よ 何故、悲しみなんてあるの? そう思う時は、まだ、幸せなのだと気づかない 人はみな・・・・・・ |
1972年 11歳 うらざきさんのおばさんが死んだ。この間「いしき不明」で 10時ごろ亡くなった 天国はどこにあるの?地ごくもあるの? ********************** 息子現在5年生。彼の生死感は「寝ている時って起きてから、初めて |
中学生になって何をしたかったか. 部活はバスケ。もう気持ちは決まっている. でも,行きたくない気もする. |
お母さんはいつも働いている 女の人はそうして一人でがんばるの? 女に生まれたらみんなそうなの? あんなに頭のいいH子ちゃんも大人になってお嫁さんに行って (注:幼い頃のこの疑問時代が変わった今でもなんとなく共感しています。 |
世界の果て 世界の果てはどうなっているの? そこは今は宇宙というけれど昔の人は正しい。 |
見えるものと見えないもの でも,大人と子供は?うん。大人はいらない。大人はうその生き物。 |
パンドラって最初の女だったの あけてはならないものをパンドラの箱なんて言う。 なんでこんな事をするんだろう で,パンドラはお嫁さんに行った先で開けてはいけない箱を開けてしまう。 |